3Dプリンティングの総合展示会「TCT Japan」

JTBコミュニケーションデザインは、2018年2月にRapid News Publicationsと提携し、2019年1月30日（水）～2月1日（金）に東京ビッグサイトにて「TCT Japan 2019」を開催することを発表しました。

2018年2月15日に開催した「TCT Japan開催」についての記者発表の様子
（写真左：Rapid News Publications Ltd. CEO Duncan WOOD氏、
写真右：JTBコミュニケーションデザイン　取締役　トレードショー事業部長　松井高広）

JTBコミュニケーションデザインでは、最先端の3Dプリント関連機器、材料、ソフトウェアが一堂に会する展示会「3D Printing」を2015年に初回開催し、以降4回、出展者数、小間数ともに数字を伸ばし、安定的な成長を遂げてまいりました。

しかしながら、世界市場を見ると、欧米、次いで中国が先行しており、世界各国から、先進的なテクノロジーや活用事例が毎日のように発信されています。

このような潮流の中で、これまでに「3D Printing」に出展いただいた国内の企業・大学・公的機関の皆様からも、国内市場の成長に向け、「海外の先端事例や市場動向などの情報収集やネットワーキングの機会がほしい」という声を多数いただくようになりました。また今後、3Dプリンティング技術を含むアディティブ・マニュファクチャリング領域は、インダストリー、産業用途を中心に、2021年には全世界で2兆円を超える市場になると予測されています。

これまでの「3D Printing」出展者の皆様からのお声や、世界的な市場の流れを受け、JCDでは、国内のみならず、3Dプリンティング技術に携わる世界中の企業、ベンチャー、大学などの情報発信・交流の場を創るべく、世界各国でTCTブランドの展示会を開催するRapid News Publications(以下、RNP社)と提携し、「TCT Japan」としてリニューアル開催いたします。

2018年開催展示会「3D Printing」の様子

担当者インタビュー

Q．リニューアル開催を決めた理由は？

A．理由は大きく２つです。
１つ目は、3Dプリンティング業界の国際化が必要だと認識していること。現在の、3Dプリンティング技術の状況を見ても、海外の最先端事例や情報を得られる場が、日本にも必要だと強く感じたことです。
2つ目は、産業用途の3Dプリンティング技術の活用を促進させたいということです。現在の3Dプリンティング技術では、樹脂だけでなく金属を素材として使用できるようになっています。これにより、市場は大きく拡大し、多様な企業・組織の参入が相次いでいる状況にあります。そこで、日本の3Dプリンティング業界にプラスとなるような、また、テクノロジーへの意識を牽引し、出展者と来場者双方にとって良い場となるような、展示会を日本でも作っていきたいという思いで、今回のリニューアルを決めました。

Q．リニューアルで何が変わる？

A．これまでの開催と比較して、国際化を大きく促進していきます。提携するRNP社は、同業界において20年以上の経験を有し、強いネットワークを構築しています。

この、TCTブランドとしてのネットワークを最大限に活かし、これまで日本の展示会への出展を行ってこなかった企業の誘致やカンファレンスの開催を目指します。
更には、ご参加いただける企業・大学などの多様化を進みます。近年の国内3Dプリンティング市場は、一時期の爆発的なブームを過ぎ、安定成長のフェーズに入ったことで、有力な技術を持つ中小・ベンチャー企業から大手企業まで、多様な企業・組織の参入が加速度的に増加しています。今回のリニューアルを契機に、ものづくりに携わる多彩な業種・業態の企業・組織の皆様にご参加いただける展示会を目指してまいります。

Q．今後の展望は？？

A．本展示会は、世界中の3Dプリンティング関連の最先端の情報発信・共有が行われる機会としては、日本国内でも数少ない場となります。ものづくりに関わる全ての皆様にとって、質の高い情報が得られる有益な場を創り上げ、3Dプリンティング業界におけるテクノロジーの発展や新たなビジネスが生まれる「アジアのハブ」のような存在を目指していきます。

■「TCT Japan 2019」開催概要

• 日　　　　　時　　2019年1月30日(水)～2月1日(金) 10:00-17:00
• 会　　　　　場　　東京ビッグサイト 東ホール
• 主　　　　　催　　株式会社JTBコミュニケーションデザイン、Rapid News Publications Ltd.
• 公　式　サイト　　https://www.tctjapan.jp/