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- Case
2019.10.29
第7回アフリカ開発会議(TICAD7)事例
アフリカ開発に関する首脳級の国際会議で、
会議全体と関連イベントの運営を実施
2019年8月28日~30日にパシフィコ横浜にて開催された、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)。アフリカ開発に関する首脳級の国際会議である当カンファレンスにおいて、JCDは会議全体から各種関連イベントの運営までをお手伝いさせていただきました。
TICADとは,Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略で、1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催している会議です。
首脳級会議における全体運営
各会議には、日本とアフリカ各国の国家元首や首脳をはじめとしたVIPが多数参加しました。運営上の最大の課題は、日本とアフリカ各国政府を中心とした多岐にわたる関係者・参加者が安心して当日を迎えられるよう、全体調整を円滑に且つスピード感をもって行えるかということでした。事前準備段階での総打ち合わせ時間は長時間に及び、イベントに関わるスタッフは500名を超えました。
JCDは、多くの関係者との調整をシームレスに行い、当日のスタッフを適切に管理しました。当日現場で発生するあらゆる事態に対し、急な変更や追加のご要望にも臨機応変且つ柔軟に対応し、お客様に高い価値を提供することができました。
実績に基づく提案やアドバイスを行いながらも、スピード感のある確実柔軟な運営を提供し、お客様である外務省からは高い評価を得ました。
様々な関連イベント
3日間のTICAD7会期中は、様々な関連イベントが同時進行で開催されました。JCDは社内外のスペシャリティーを集結して、セミナー、授賞式、ディナーパーティー、展示などの多種多様な併設イベントを同時に行いました。
その中のひとつが、8月30日に日本政府主催で行われた、「Gaviワクチンアライアンス第3次増資準備会合(Gavi's Replenishment Launch Meeting)」です。Gaviワクチンアライアンス(Gavi)は、低所得国におけるワクチンへの公平なアクセスを達成することを通じて子供たちの命を救い人々の健康を守ることを目的とした官民連携のパートナーシップです。当イベントにおいて、Gaviはアフリカ各国の大統領や日本の外務大臣をスピーカーとして招聘していました。彼らはTICAD7でも重要な役割を担っており、その合間を縫っての参加となるために、当日になってもプログラムが固まらず、本番進行中にも数多くの変更が発生しました。
担当者インタビュー
Q・TICAD7においては、どのような業務を担当しましたか?
当社受託内容のすべての営業窓口と実務責任者として、全体会合やメディアセンターの運営の他にも、識別パスの発行や関連イベントとして会期中に行われた「第3回野口英世アフリカ賞授賞式」の運営なども同時並行で行いました。
Q.今回の運営に際して、もっとも困難だった点はどのようなことですか?
手配内容が多岐にわたったことです。お客様側の多くのご担当者とコミュニケーションをとりながらも全体を俯瞰して的確な判断をすることが必要でした。また、決定事項の変更やリクエストも多くありましたが、一つ一つ丁寧に対応することを心がけていました。
Q.今回の運営に際して、お客様からもっとも評価いただいた点はどこでしたか?
これまでの国際会議運営の経験に基づく提案やアドバイス、スピード感、確実かつ柔軟な運営で評価をいただきました。TICAD7主幹箇所である外務省のご担当の方からは、今回のJCDの全体運営を評して大成功だったとのお言葉をいただきました。
わたしたちの強みは、なんといっても、国内外問わず国際会議運営の長年の実績と経験があることです。実務での成功体験や反省に裏付けされた確かなノウハウと経験豊かな人財で常にお客様の想像を超えるクオリティを実現できるよう、今後も運営ノウハウを磨いていきます。