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医療従事者の方にとって満足度の高い空間・時間をデザイン

単なる製品販促に留まらず、製品や企業ブランドの向上を使命として。

製薬会社様を中心とした医療業界に関わる企業様を主なお客様とし、プロモーションイベントにおける長年のお付き合いから、業界独自のプロモーションコードやイベント開催ノウハウを蓄積していった吉岡と森。お客様から信頼されるパートナーとなるべく、自分自身も医療従事者のみなさまのマインドに寄り添い、日々、お客様にとってより効果的なイベント開催の在り方を探求し続ける両氏が語る仕事に対する姿勢、その想いとは...。

6年前から主に外資系製薬会社のお客様を担当し、医薬品等のプロモーション講演会や社内イベント等のお手伝いをさせていただいています。業務は、企業様が主催する研究会等のイベントサポートで、開催会場の選定からコンテンツ提案、当日の演出・運営等です。薬といえども製造業ですから、営業拡大が最大の目的なわけです。イベントを開催するのは、製品情報を正確に医療従事者に知っていただき選んでいただくためです。

吉岡私は主に製薬会社様の新発売記念講演会や研究会に携わって10年以上になります。ご提案のベースとなるのは、紐づく業界団体のプロモーションコードです。それをきちんと理解したうえで、企業様の打ち出したい想いを一番いい形で実現するということですよね。

業界の慣習やお作法といったルールのほかにも、専門領域によって配慮するポイントがあります。私たちは長年携わってきた経験からそのようなポイントを汲み取り、適切な対応を心がけています。そのうえでお客様のリクエストを形にできるように複数の選択肢を用意しています。

森

吉岡そういった点がお客様の評価につながり、リピートしていただけていると思っています。私たちのお客様である医療従事者や企業の方々は人命に関わる仕事をしているため、スピード感を重視していらっしゃいます。私たちにもスピーディな対応が求められます。忙しい企業のご担当者様に対しては、事前準備を円滑に進めていただけるような工夫をしています。例えば、打合せを行った後の議事録には、話し合われた事実はもとより、今後のアクションも記載するということです。当日においても、会場内の環境やツール等に細やかな気配りをし、その場にいらっしゃるすべての方に心地よい空間・時間を提供することを心がけています。好印象を抱いてお帰りいただくことが、その後のプロモーション活動に寄与していると思っています。

イベント当日は自分たちの一つひとつの所作が、参加者の企業様に対する印象を大きく左右させてしまうことがあるため、非常に緊張感をもって取り組んでいます。その印象はそのプロジェクトの成否に少なからず影響を及ぼすことになると感じています。よって、私は当日関わるスタッフ全員にも緊張感をもって臨んでもらえるように気持ちを共有しています。

吉岡「その日一日限り」ではないということ。そのイベントのために費用も時間もかけていますが、大切なのはその「あと」です。それぞれの日常において、その日の印象を思い起こしてもらうような演出を随所に取り入れています。

吉岡

企業様のイベントは医療用医薬品のプロモーションなので、あまり奇抜な演出を行うことはありませんが、新しい製品が発売されるときには演出にも力を入れます。たとえばその製品のイメージカラーで会場づくりをしたり、そのカラーを取り入れたメニュー構成を提案したりします。

吉岡良い印象を持ち帰ってほしいです。単体の製品だけではなく、企業様のイメージも好印象につながるように仕掛けたい、そこには、業界特有の慣習や作法を知っているからこそできることがあるのです。背景として、医療従事者向けのプロモーション活動には、様々な制限があります。たとえば、医療用医薬品は、メディア・媒体にのせられない、といったことです。プロモーション活動の一つに位置付けられている「大切なイベント」。私たちは、その日一日の「イベント」でしか参加者である医療従事者とお会いできません。企業の営業の方々とも同様です。その両者にとって満足度の高い場と瞬間(空間・時間)をデザインしなければならないのです。それが私たちの姿勢と想いです。

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