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2018.11.07
クリエイティブの真ん中にいつも『コミュニケーションデザイン』
コミュニケーションデザインの最前線から。
課題解決のための「伝わる」クリエイティブを目指して。
プロジェクトの中心でヒトを、コトをつなぎクライアントにとってベストなアウトプットを導き出す。クリエイティブ・プロデューサー 小川が語る『コミュニケーションデザイン』のこと。
コミュニケーションをデザインする
クリエイティブプロデューサーの役割とは?
私が所属するプロモーション事業部 ソリューションデザイン局は、広告・販促と言われるプロモーション全般を行う部署で、私の役割としてはクライアントが抱える課題をクリエイティブというアウトプットで解決する、いわゆる広告コミュニケーションの最前線を受け持っています。その中でクリエイティブ・プロデューサーというのはクライアントの課題を的確に把握し、スケジュールやコストも含めた大局的な視点でプロジェクトをまとめ、その中心でクライアントとクリエイティブチームをつなぎ、良質なアウトプットによってクライアントと消費者の効果的なコミュニケーションを創っていくポジションだと思っています。JCD(JTBコミュニケーションデザイン)の社名のとおり私たちの業務の軸となるのは「コミュニケーションをデザインする」こと。クリエイティブ・プロデューサーとしてその一翼を担い、クライアントにとっての最良のパートナーでありたい、その思いで業務に携わっています。
多様化するメディア環境の中で、
いまやプロモーションはWebを中心とした映像が主流。
紙媒体をはじめ、CM、Webなど、多種多彩なメディアでのプロモーション案件を行っていますが、ここ10年くらいで増えているのはやはりWebでの映像プロモーション案件ですね。私自身もここ最近では中央区のインバウンド向け観光プロモーション映像の制作に関わらせていただきました。プロモーションの目的は「訪日外国人の方にもっと区内を回遊してもらいたい」ということ。中央区は他の区と比べると小さく、頑張れば一日で歩き回れるほど小さな区ですが、実際に調べてみると銀座や日本橋といった有名な場所だけでなく、江戸文字の書き方教室や講談師の寄席など、日本人でも知らないような"ここにしかない"魅力にあふれていました。そこで議論を重ねる中で「日本や東京の中でも"ここにしかない"魅力を見せましょう」という提案をしたところ、"ここにしかない"というポイントにクライアントの皆さんからも共感をいただき、プロジェクトチーム全体が同じ方向を向いて進んでいけるという手ごたえを感じました。
プロとして、最良のアウトプットで、
クライアントとその先の視聴者をつなぐこと。
中央区の魅力を紹介するうえで設定した映像のカテゴリーは『食』『遊』『歩』『人』『彩』『ダイジェスト』と全部で6つ。すべて"ここにしかない"ということを軸に中央区の魅力を余すことなく映像にしました。私自身、特に印象深いのが『彩』の映像で、これはとにかく風景を圧倒的な映像美で見せることに注力したものなのですが、撮影前の段階ではクライアントの皆さんの中で意見が分かれていたとのこと。それでも自身の感性を信頼してもらい制作させていただいた結果、仕上がりを見たクライアントから「四季も表現されていてよかった」の言葉をいただいたこと、そして『彩』の動画再生回数が一番多かったことは、プロとして最良のアウトプットでクライアントとその先の視聴者の方をコミュニケートさせることができた、そう思える瞬間でした。
クリエイティブプロデューサーとして、
常に新しくて魅力的なコミュニケーションデザインを。
『コミュニケーションをデザインする』というJCDの事業は、すごく広い定義をもっているのと同時に、その可能性もすごく広く大きいものだと思っています。これからもコミュニケーションの可能性を探りながら、クリエイティブ・プロデューサーとして精進していきたいと思います。