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2020年8月にお台場で開催。eスポーツイベント「P×P」

eスポーツで新たなエンタテインメントビジネスを創り出す。
担当者が語る決意。

JCDの社内ビジネスプラン公募で、eスポーツによる新規事業を立ち上げたアカウントプロデュース局の真野。2018年7月に、eスポーツのポータルサイト「esports port」をオープンし、2019年9月には、世界から注目が集まる2020年8月にお台場にある「Zepp DiverCity TOKYO」で大型eスポーツ大会「Piece×P(ピース バイ ピー)」を開催することを発表した。今後、さらなる成長が見込まれるeスポーツの未来、そしてJCDが目指す姿とは。

ポータルサイト「esports port」の運営で
プレイヤー同士の交流を支援

eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、対戦型のコンピューターゲームを使ったスポーツ競技のことです。アメリカでは1990年代からプロゲーマーによるeスポーツのリーグが始まっていて、韓国でも2000年に国際的なeスポーツ大会が創設されています。日本ではまだ娯楽と捉えられがちですが、世界ではもっと早くから「スポーツ」として注目されています。

当社では、新しいエンタテインメント・スポーツとして急成長しているeスポーツを、日本でもよりメジャーなものにしていきたいとの思いから、eスポーツのポータルサイト「esports port」を運営しています。全国の大会やイベント開催情報・開催レポートを掲載したり、プレイヤーが大会やイベントに簡単にエントリーしたりできるサイトです。

esports port logo
「esports port」:eスポーツのポータルサイトとして、主催者自らがeスポーツ大会やイベントの開催情報を発信でき、また全国のプレイヤーが大会・イベントにエントリーできる機能も持つサイト。

プロゲーマーではないプレイヤーが気軽に大会に参加したり、大会以外の場での対戦相手を見つけたりすることを支援し、eスポーツを促進していくことが狙いです。また、「esports port」きっかけにプレイヤーが自主的にコミュニティを作ってオフ会を開催するなど、新たな出会いや交流が生まれています。

アマチュアプレイヤーが参加主体となる
「Piece×P(ピース・バイ・ピー)」

そして今年、2020というひとつの節目となる年にeスポーツ促進のため、そして「esports port」の認知度向上のためにeスポーツ大会「Piece×P(ピース・バイ・ピー)、以下P×P」の開催を決定しました。4月から6月にかけて全国を7ブロックに分けた予選を行い、勝ち上がった各ブロックの上位2名(一部タイトルは2チーム:4名)を東京・お台場の Zepp DiverCity TOKYOで行われる本大会に招待し、決勝戦を開催します。実は、アマチュアプレイヤーが参加主体となる大会は、まだそんなに多くないんです。まして、全国で予選を行うという大会はほとんどありません。P×Pは、アマチュアプレイヤーでも参加しやすい大会ということが大きな特徴となります。また、全国7ブロックで地方予選を行うのは、全国の幅広いプレイヤーに気軽に参加してもらえるよう、また地方を大切にする大会を開催したいとの思いから。今までeスポーツをやったことのない人・見たことのない人が、興味をもってもらうきっかけづくりの大会にしたいと思っています。

ユニバーサルであり、ダイバーシティ実現の場。
誰でも気軽に参加できる大会を目指して

P×Pは、「eFootball ウイニングイレブン2020」「クラッシュ・ロワイヤル」「太鼓の達人Nintendo Switchば~じょん!」「鉄拳7」「ぷよぷよeスポーツ」の5タイトルで行われます。プレイヤー層も多く、幅広い世代の人たちに参加してもらいたいとの思いがあり、小学生から大人まで幅広いプレイヤーが参加できるような、スポーツや格闘ゲーム、パズルなど要素が違う5タイトルを選びました。スマートフォンやコンソールなどの複数タイトルをいっしょに行うことで、たくさんの人が一緒に楽しめるようにしています。

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そして優勝者への副賞は、JTBグループらしく海外旅行を予定しています。旅行先はタイトルごとに変えていて、ウイニングイレブンはバルセロナ、クラッシュ・ロワイヤルは韓国、鉄拳はアメリカなどを選んでいます。ただ賞金をお渡しするというのではなく、ゲームがうまくなることで、自分だけではできないことを実現するという体験をしてほしいとのメッセージを込めているのです。

また、P×P本選の開催時期である2020年8月のお台場では、世界中から人が集まる中でスポーツ競技が多数行われていますから、日本だけではなく海外からの来場者も期待できます。なので、観戦していても面白いように会場づくりにもこだわっていくつもりです。例えば、プレイヤーの顔をアップで抜いたり、試合中の勝敗がわかりやすいようなスクリーンにしたりなど、戦いをより盛り上げ、観戦しているだけでも楽しめるような仕掛けを考えています。もちろん、一番大切なのはプレイヤーが競技しやすい環境づくり。プレイヤーや観戦で参加した人が楽しんで満足できるような大会を目指します。

私たちが目指しているのは、プロ・アマの垣根もなく、障がいの有無に関わらず、年配の人も子どもも、男性も女性も、誰もが参加できる大会です。P×Pの本選では、プラスアルファの要素として、パラスポーツの紹介、ストリーマーを育成するための講座や音響機材の使い方なども取り入れることで、eスポーツがユニバーサルであり、ダイバーシティー実現の場であるという世界観も演出していくつもりです。

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「P×P」は、JTBコミュニケーションデザインがeスポーツに必要だと考える要素「Player」「Passion」「Pleasure」「People」「Peace」「Place」などの頭文字から「P」の文字をとってつけられたイベント名称です。

JCDが目指すものは
eスポーツによる地域創生と若年層支援

東京にプレイヤーが多いこともあって、大会やイベントは都心に集中してしまいがちです。そうした中、当社では以前、「ぷよぷよeスポーツ@福島あぶくま洞」という大会を福島の観光地である、あぶくま洞という鍾乳洞で行いました。これは、eスポーツを基軸にした新たな観光交流の創造を目指したもの。当日はプロプレイヤーによるエキシビションマッチも実施され、地域自体がとても盛り上がり、eスポーツが地域活性のための有効なコンテンツとなる可能性をひしひしと体感した事例となりました。地域の魅力発信とeスポーツという掛け合わせができるのは、地域活性のプロモーションやイベントの企画運営ノウハウを持つ当社ならでは。この経験によって、当社がeスポーツによって地域との交流を創造していく意義を改めて感じました。

これからeスポーツの人口は、若年層を中心にどんどん増えていくでしょう。そしてeスポーツが普及していけば、大会を主催するイベンターやソフト開発のエンジニアなど、関連する職業や事業が生まれていくのではと思っています。そうした中で、私たちはeスポーツを若年層のプラットフォームにするのが目標です。そして、今後プレイヤーたちが将来の職業をeスポーツの中から選択でき、それを学べるような場に「esports port」をしていきたいという構想もあります。現状ではまだ、そのメッセージ性が弱いのですが、今後はさらにプレイヤーに寄り添っていくサイト運営に力を注いでいきます。

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私たちの役割は、eスポーツの普及はもちろんのこと、プレイヤーの取り組みを家族や友人たちが応援していくような世界観を作っていくこと。P×Pでは、優勝者に海外旅行をプレゼントしますが、それはプレイヤーの周囲の人々がeスポーツをポジティブに捉えるきっかけにしてほしいとの思いもあるんです。eスポーツが自分の居場所であり、心の拠り所となってほしい。それが、私たちの目指すeスポーツ事業なのです。

eスポーツは年齢や性別、障がいの有無を問わず、誰でも参加できるコンテンツです。当社では、これからもeスポーツの普及だけでなく、プレイヤーとファン、コンテンツホルダーと地域自治体などを結びつける場を提供することにより、さまざまなコミュニケーションをデザインしていきます。

【他社商標注記】
・eFootballウイニングイレブン2020は、(株)コナミデジタルエンタテインメントの登録商標です。
・クラッシュ・ロワイヤルは、Supercellの登録商標です。
・太鼓の達人Nintendo Switchば~じょん!は、(株)バンダイナムコエンターテインメントの登録商標です。
・鉄拳7は、(株)バンダイナムコエンターテインメントの登録商標です。
・ぷよぷよeスポーツは、(株)セガゲームスの登録商標です。
・Nintendo Switchは、任天堂株式会社の登録商標です。

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