観光案内所での多言語対話AIサービスによる実証実験開始
当社が運営する観光案内所では、周辺の観光スポットや交通アクセス等の観光基本情報を多言語音声・テキスト(日・英)で自動案内する対話型AIサービスの実証実験を開始します。
今回の実証実験では、東京都中央区および中央区観光協会ご協力のもと、JCDが運営に携わる「中央区観光情報センター」にて、大型タブレットでの展開を行います。
中央区観光情報センター入口に設置された多言語対話AIタブレット
■取り組みの背景
近年、外国語スキルを保有する人材の確保が困難である一方で、コロナ渦以降のインバウンドの回復による多言語需要の増加や非対面・非接触形式での案内ニーズの増加に対応するためのAIを活用した多言語対話サービスの実証実験に取り組みます。
■本実証実験について
中央区観光情報センターに設置した大型タブレットを用いて、中央区内の観光スポット案内や現在地からの交通アクセス情報を提供します。ターゲットの訪日外国人旅行者および日本人旅行者に、多言語(日・英)でのAIによる対話型の観光案内サービスを提供します。
実施期間 2024年6月12日(月)~8月18日(日)予定
実施時間 9時~19時
実施場所 中央区観光情報センター 入口前
(東京都中央京橋2‐2‐1 「京橋エドグラン」地下1階)
本サービスは、多数の観光案内所運営実績を持つJCDでの運営知見、対面でのご案内ノウハウをシステム設計に活かし、AI学習させ、カスタマイズしたサービスです。
観光に関する基本情報に加え、当社独自の観光案内情報(バリアフリー対応、英語対応可否等)を生成AIに個別学習させることで、より旅行者ニーズの高いご案内が可能な点が特徴です。
■JTBコミュニケーションデザインが目指すこと
JCDが運営する観光案内所は、地域とのハブ拠点としての役割を担っているからこそ、地元ならではの情報収集・蓄積・魅力発信まで一貫して行うことが可能です。また、コンシェルジュによる適切な質問により潜在ニーズを引き出し、要望分析、個々の嗜好を踏まえた案内を実現しています。
将来的には、地域ならではの情報と、このJCD独自のコンシェルジュノウハウを掛け合わせたシステムの開発をすすめ、ネット情報では得られない、よりパーソナライズ化された案内提供で、観光案内所の運営支援、開設や移転時のサービス展開を目指してまいります。
- 本件に関するお問い合わせ先
- ▼本件に関するお問い合わせ先
株式会社JTBコミュニケーションデザイン
エリアマネジメント部 交流推進第一事業局 担当:小田山・芝田
TEL: 03-5657-0697 (平日10:00-18:00)